定期チャット会でどんな話をしているか…
気になる(?)内容を月ごとに閲覧出来ます
開催日 | 2020年03月27日(金) |
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お題 | 疫病と妖怪 |
参加人数 | 5名 |
参加メンバー (敬称略) | 雪風、 フォア、 MERON、 けいちゃん、 しろた |
参加頂いた皆様 有難う御座いました
2019年12月から世界中に新型コロナウィルスが広まって数か月後。
アマビエが静かに注目され始め、妖怪界にも徐々に影響が出始めてきました。
そこで、妖怪伝承にもちょくちょく絡んでくる「疫病」をテーマにすることにしました。
21時ぐらいから鬼太郎愛好家を中心に次々入室し、鬼太郎の話で盛り上がっていました。
そこでアマビエの「親父」が出てきました。
アマビエの親父は、「わしを祀れば、あらゆる疫病から助かるであろう」と予言している、という情報がありあました。予言は的中するそうです。
「自分の姿を描けば、先にくる疫病の流行を免れるだろう」と言ったアマビエや神社姫の伝承を取り入れていますね。
鬼太郎に登場するアマビエは人魚の姿の女の子しか見たことがありませんでしたが、話した雪風さん以外の参加者も初耳の様子でした。
アマビエは、鬼太郎の枠を超えても色々ありました。
「コロナは大変ですが、アマビエが流行ったのは妖怪好きとしては嬉しい気持ちもあり、複雑な最近の状況です。」
とのコメント。
ただこの時期はTwitter内だけで盛り上がっている段階だったので、「リアルで話題にしたら誰も知らなくて、恥ずかしい思いをした」体験もありました。
流行を先取り過ぎるのも考えものですね(笑。
(定期茶会は、Twitter経由で来てくれる参加者が多いです)
ちょうど前の日に、妖怪道中記で河童の記事を公開したばかりだったので、河童にも触れていました。
そこで疫病ではないですが、「河童の妙薬」という伝説があるので、医薬に関わってた河童もいるかも?という意見がありました。
なるほど。河童の伝承で、悪さをした後反省をして、わび状と共に妙薬を差し出すパターンがありますね。
病(ケガレ)を川に流す風習が元になっている河童伝承も、中にはあるのかも知れません。
新型ウィルスに類似したウィルスを持っていて、コロナウイルスの謎を解く鍵になると注目されていたセンザンコウが、妖怪っぽいという話もありました。
センザンコウは本草綱目にも記載されていて、参加者の話によると、河童の一種とされる「水虎」のウロコは、センザンコウのウロコのようだと表現されるらしいです。
「コロナ収束のカギは、巡り廻ってやはり河童にいきつく」と興奮してました。
ウィルスを運ぶのと同時に謎を解く鍵になるのは、浅草寺で病魔を振りまき→その後牛嶋神社で牛玉という妙薬となる「浅草の牛鬼」を思い起こします。
センザンコウは数ある妖怪同様、中国から渡ってきましたが新型ウィルスもまた中国由来。なんでも来ちゃいますね。
一方で、「武漢は患者を全部殺したから収束した」というヤバめな話もありましたが、この辺は省略です。
「疫病」そのものではありませんが、巷ではマスクをはじめとした生活必需品が不足するウワサで買い占めや喧嘩が起こっていて、これも怪異とも言えるって話になりました。
口裂け女など、噂や恐怖が広がっていく都市伝説と通じるものがあります。
キャラクタ性がついたら妖怪になるかもってなって、妖怪トイレットペーパーが挙げられました(笑。
一反木綿は顔に貼りついて窒息させると言われますが、トイレットペーパーはニンゲンたちの首を絞めるわけですね。買い占めで。ちょっとどんな顔をすれば良いのか分からないです。
他には、妖怪漫画のうしおととら。
未来永劫消費税0%になって欲しい話をしました。
疫病は今リアルで深刻になっている分、人の不安感や絶望感が垣間見れる内容でした。
その中でアマビエは、人々の希望への願いから、新たに現代に生まれ変わった妖怪なのだと思いました。
類似テーマの回の報告:
2017年4月「死と闇」 病魔を結びつく妖怪の話あり
2017年8月「夏の終わりに病と妖怪」 こちらも病の妖怪がテーマの回です
2021年10月「コロナ禍を振り返る」 新型ウィルス蔓延から幾月後 コロナ禍の妖怪を振り返りました
2020年8月「霊和のアマビエ」 神格化されブームとなった霊和のアマビエがテーマの回です
2023年6月「疫病退散 厄払いの妖怪」 妖怪の新しい形となった妖怪の病魔退散について語りました
関連ページ:
「浅草の牛鬼 一」妖怪道中記より 浅草寺で疫病を振り撒いた牛鬼の妖怪レポ その一
「浅草の牛鬼 二」妖怪道中記より 浅草寺で疫病を振り撒いた牛鬼の妖怪レポ その二
「浅草の牛鬼 三」妖怪道中記より 浅草寺で疫病を振り撒いた牛鬼の妖怪レポ その三
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