鬼っ子ハンターついなちゃん その壱
ついなちゃんとは？

ついなちゃんは、大辺璃 紗季（おおへんり さき）氏によって生み出された「鬼を退治する」節分の擬人化キャラクター。
2011年（平成21年）1月にインターネット掲示板にて正式にデビューしました。

人気萌え系キャラとして活動を広げていく一方、役小角と深き所縁のある「茅原山 吉祥草寺（きっしょうそうじ）」では不動明王のもとで修業する菩薩（神）見習いとして、「金剛山 紅冨台寺（こうふだいじ）」ではついなちゃんと前鬼・後鬼が菩薩として祀られることになり、信仰の対象となりました。
さらに紅冨台寺では、2021年から毎年「ついなちゃん祭り」執り行われることが決定。最初の2021年は11月に開催し、全国のついなちゃんファンが紅冨台寺に集いました。

さて、ついなちゃんの「方相氏」の役割ですが、「続日本書紀」(797年成立)などの古い時代の書物に登場し、こちらも鬼を祓う役割を担っていたといわれています。

ついなちゃんのプロジェクトは、これまで紹介したニューカルチャ―な活動の他に、方相氏や追儺式などの文化研究にも力を入れています。四つ目のお面や梔子（くちなし）色の衣…など、独自の研究に基づいたこだわりの設定が垣間見れます。

そんな中、購入した公式ブック「『鬼っ子ハンターついなちゃん』ドゥルルゥのコーナー構成台本集」に書かれてる方相氏の生い立ちで、驚いたことに妖怪道中記の題材と繋がる箇所を発見しました。

「その弐」では、その辺についてまとめます。

文：妖怪館

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