魑魅のささやき 2021年10月のチャット会報告

コロナ全般の噂について、最初に来てくれた雪風さんから出てきました。

日本酒党は重体になりづらい。酒を飲むとコロナにかからないという考えがあるとか。
アルコールで菌が殺せるという理論かも知れませんが、飲むための口実にも思えます(笑。

それから中国発のウイルスは、人工的に組み合わせた細菌兵器が漏れたものだった話してました。ただこちらは、都市伝説としての話ではないのかも知れません。

続いて疫病の話になります。

古代では世界各地で疫病は悪魔・魔物の仕業とされて、それを祓う祈祷師いた。というコメントがありました。

道中記にUP予定の方相氏は、中国から伝わりましたが、疫病を祓う役割を担っています。
一方浅草の牛鬼は、素戔嗚尊すさのおのみことの化身で、疫病をその身に請け負うことで人々から病を遠ざける役割があります(しろた独自の見解です)。
さらに牛鬼は漢方の牛黄とも所縁がありそうです。

参加メンバからは、「実は全く利かないと不味いので薬草の知識とか有ったそうです」という情報もありました。

このことから古代では、

病そのものが「神秘の類い(霊的現象)」と結び付けられ、当時の祈祷師や呪術師が今でいう「医療」を担っていた

ことが想像できます。

そこから、「魂と肉体は繋がっているのだから、精神(霊)に作用する祈祷や呪術は、実際に効果があるんじゃないか」という話になりました。
その中で、「身の回りでコロナに感染して寝込んだ人は、精神的に悩みがある人・悲観的に考えやすい人が多かった」と語った参加者が、「そうなると『病は気から』は本当ではないか」と結論付けていました。肉体的な病と精神(霊)との繋がりを実感されたようです。

この時期はちょうど、ワクチンの副作用についてネット上で気になる噂が頻繁にあったので、皆さんに話してみました。

• ワクチンにはマイクロチップが仕込まれている 仕込まれた人は5G通信で遠隔操作される
• 鉄がくっついたり、電磁体質になる
• 人口削減が狙いで、5年で死ぬ
• 腕からトマトが生えてくる(なんでトマト)

このような面白おかしな内容が、SNSでちょくちょく入って来てました。
それぞれバラバラに入って来た情報ですが、どうやら共通の陰謀論が背景にあるようでした。

また、ヤフコメなどで政府がコロナ広めてるという意見もよく見かけます。
ちょっと不謹慎と言われそうですが、もしそうなら政治家は疫神や高位の呪術師の類ですね。ある意味、妖怪化と言えましょう。

夜が深まったところでけいちゃんが入室。上に挙げた都市伝説的な噂について、

「分からないこと不安なことがあると、妖怪や都市伝説の話に託すのは今も昔も変わらないですね」
というコメントがありました。

ただ今回、陰謀論については前向きな意見は無く
・陰謀論がらみのものは内容薄くてつまらない
・タイトル落ちで内容が薄くてつまらない
・表面的というか、キャッチーで、タイトル落ちだったりする

と、同意見多数でした(と言っても、けいちゃんとしろただけですが…)
検索エンジンでは、どうしてもタイトルで人目を惹くページがクリックされやすくなるので、この辺はネットの習慣が影響しいるかも知れません。

陰謀論は、一時的な安心感を得るために、不安ややり場のない負の気持ちを人や団体に責任を負わせるためのもの。未知や神秘への探求とは全く別のものと個人的には思います。

検索で上がってくる陰謀論の影響で、神秘の世界がワクワクしたものじゃなく、自己満足するためのチープなものという認識になってしまわないか心配なところです。
最近オカルトが盛り上がらないのは、若い人のそういう感情もあるかも…という声もありました。

一方。大人になってから陰謀論にはまらないように、小さい頃から妖怪教育をする必要性について語っていました。
そして、「我々が妖怪を正しく発信しなくていかなくては！」と一致団結したところで、10月のチャット会は終了しました。
(正しい妖怪発信って何でしょうかね(笑)

お題以外の話も多くありました。ダイジェストに書きます。

• コロナの今後について真面目な意見交換
• 河童の薬や多摩川の河童
• マニアックな妖怪の情報の集め方のコツ
• 猫と資本主義の関係 妖怪「猫化け」