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ブログ「雑記帳」

★ぶろぐ 妖怪雑記帳

妖怪道中記 伝承篇「かつて穢れとされ、賤視(差別)されていた人々の事」追加しました[旧ブログより]

2019年11月2日(土曜日)

 妖怪道中記の妖怪レポ、久々の追加です。
妖怪道中記 伝承篇「かつて穢れとされ、賤視(差別)されていた人々の事

ぶーちゃん

 「妖怪情報サイトで何でやねん!!」という突っ込もあるかも知れませんが…(;´Д`)。
 レポ内にも書いてますが、妖怪のことを調べていると被差別部落民との関係性についての言及がちょくちょくあるんですよ。
 多田先生の講座で、道中記でも取り上げた曹源寺の河童についても指摘がありました。

 なので「これは一度ちゃんと把握すべきだー(`゚Д゚´)ァ!! !」と思いたち、一から洗いざらい調べることにしました。

 台東区の図書館にそういった資料が充実していて、それから人権問題に取り組む日本キリスト教協議会(NCC)のフィールドワークセミナーにも参加させて貰って、いろいろな事が分かりました。
 驚いたのが、知らないこと・義務教育などで知らされていないことがとても多く、妖怪館で中心に取り上げている浅草と所縁が深かった事実でした。
 制度として無くなっても差別は今でも続き、現代の人権問題に関わるデリケートな問題ですが、紐解けば浅草の郷土を知るうえで抑えなければならない出来事でした。
 なので、今となっては思い切って踏み込んでよかったと思います。といっても、奥が深く難解でまだまだ入り口ですが(;´Д`)。
 差別の目を向けられ、賎民とされた人々ですが、知っていくにつれ尊さや力強さが見え隠れしていくのでした。

 今回の妖怪レポは、まずは入り口として「被部落差別とは」といった内容です。ちょっと妖怪とは直接関係が無くなってしまいましたが、気になる方は読んでいってねー!

 では、記事内に載せられなかった写真を紹介しますよ~。

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江戸の長吏頭・弾左衛門のお墓がある本龍寺(東京 今戸)

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弾左衛門屋敷跡の高校を遠くから見た写真。
工事のところはかつては山谷堀と呼ばれた水路で、当時は渡し舟での行き来があったという。

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屋敷跡側から今戸神社の入り口。
今戸神社には、関東で弾左衛門・被部落差別の人から信仰を集めた白山の神が合祀されている。
白山神社は、差別を受けていた人々も分け隔てなく受け入れたとも云われている。

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