2023年3月13日(月曜日)
もう一つ。別の方からもお話頂きました。(お二方感謝です!)
これは私がまだ学生の頃、通学に使っていた電車の中での出来事です。
時期は梅雨明けを迎えた7月中旬から下旬のころだったと思います。
その日、私は運良く空いていた車両に乗り込み、乗り換えの駅まで寝ようと思っていたら鼻をつく異臭で目が覚めてしまいました。
驚き周りを見渡すと、私は1人の老婆に気がつきました。
ぼろぼろの衣服に、指そのものより長いほど伸び放題の爪。髪の毛もボサボサの状態でした。
しかも気味の悪いことに、周りの人達は誰も老婆を気にしません。臭いや異質さはスルースキルでどうにかなるレベルのものではありませんでした。
臭いと電車の揺れで気分が悪くなってきた私はすぐ次の駅で降りて、別の電車に乗り換えてしまったので結局老婆が生きている人間なのか、それとも幽霊や妖怪の類なのかはわかりません。
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こちらは、東京都内に現れ都市伝説として語られるようになった、壊死ニキを彷彿しました。
ただ壊死ニキの場合、同じ車両にいた多くの乗客が異臭で蜘蛛の子を散らすように別車両に移っていました。
一方今回話にでた老婆は、語り手にしか認識できていない可能性が高く、壊死ニキとは違った正体が分からない不確さがあります。
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