定期チャット会でどんな話をしているか…
気になる(?)内容を月ごとに閲覧出来ます
開催日 | 2021年6月25日(金) |
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お題 | 治水工事と河童 |
参加人数 | 5名 |
参加メンバー (敬称略) | フォア、 雪風、 八神、 けいちゃん、 しろた |
参加頂いた皆様 有難う御座いました
掲示板で「江戸期に作られた玉川上水に河童伝承があるのかも」って投稿がありました。
妖怪道中記では治水工事の手助けをした隅田川の河童を調べていて、他にもあるのか気になってお題にしてみました★
しばらく輪廻転生とか猫娘とか別の話で盛り上がってなかなか切り出せずにいましたが、終わり方でようやく河童の話が出ました。参加メンバのアシストで(ポンコツ管理人。
掲示板に投稿した雪風さんが、玉川上水と周辺のいくつか写真を上げてくれました。
(参加者がチャットで上げた画像は参加者の所有物のため、特別に許可貰った以外ここは載せないでおきます)
話によると、河童が書かれた看板や河童にちなんだ居酒屋があるようです。
そこから「玉川上水に河童の伝承があるのかも?!」となったのがことの発端です。
ご存じの人が多いと思いますが、人口急上昇する江戸へ多摩川の水を導く為に、江戸時代に最初掘削されました。
茶会の後で気が付いたのですが、玉川上水を作った目的は治水目的ではなく飲み水などの確保のためなんですね。隅田川の河童は、池の洪水を防ぐために水路を作って隅田川に流す…いわゆる治水工事を手伝いました。
目的に違いがありますが、もし玉川上水が作られた時に河童の伝承が生まれたのなら、隅田川の河童同様に河川工事と何か関係がある可能性がありますね。
玉川上水の河童については、他の参加者もしろた含めて初耳のようでした。
もうちょっと詳しく調べてみるらしいので、続報に期待ですね!
他によく知られている河童として、岩手県遠野の河童がありました。
こちらは河童の子どもを川に流したとかそういった由来とされているので、同じ河童でも全く由来が異なりますね。(間引きが背景にあるか?という意見がありました)
河川の工事を由来とする河童は、地域も時代も江戸に限ってなのか。
改めて聞いてみたところ、「仙台も独眼竜政宗が運河建設しましたが、そうゆう話はありません。」という返答がありました。
戦国時代・戦国時代より前は、池の工事などに陰陽師や河原者など神がかり的な能力を持つ人々が携わっていたそうなので、江戸時代でも河川工事を神聖視する名残があっても自然かな、と思ってます。
けいちゃんからは、札幌・定山渓温泉にある河童の話がありました。
治水と言うわけではないですが、道路工事の時に河童に淵に引っ張られた・川の氾濫が鎮まったとかあるようです。
河童伝説 | 定山渓温泉の観光ナビ「定山渓観光協会公式ホームページ」によると、川に引き込まれ行方不明となった青年(部落きってのイケメン)の一周忌。青年は父の夢枕に立って、「かっぱの妻と子どもと一緒に幸せに暮らしている」と語ったとあります。
定山渓温泉の伝承は、異類婚姻譚の要素がありますね。
「その後は此処で遭難する者は全く無くなった」とあるので、人身御供の要素もあるのかも知れません。興味深いです。
今は山にある温泉街になっていて、風土や暮らしていた人々の特色が表れていそうな印象です。
ここで話した限りでは、河川の工事が由来となっている河童は、河川工事が盛んに行われていた江戸の時代…かつその地域に集中していそうです。
しかしながら、一つ思い出しました。
九州で左甚五郎が工事のために人形を作り役目を終えた人形を川へ流した。その人形が河童になったとう話がありました。この月はお題以外が多かったです。
最初に道祖神。
心霊体験から幽霊や死生観について。
猫の化け物・猫娘についても色々。
定山渓温泉の異類婚姻譚から雪女の話にもなりました。
河童と治水に関しては終盤のみで、他の話題が多かったです。
河川の工事に関連した河童は、江戸時代に集中してそうな感じでした。
登録すれば2日前ぐらいに届きます