
定期チャット会でどんな話をしているか…
気になる(?)内容を月ごとに閲覧出来ます
| 開催日 | 2026年7月17日(金) |
|---|---|
| お題 | 龍 |
| 参加人数 | 3名 |
| 参加メンバー (敬称略) | 八神、 あ、 館主しろた |
参加頂いた皆様 有難う御座いました
龍については定期チャット会で何度も話した記憶がありますが、実は一度もお題になっていませんでした。
なので改めてお題にしてみました。
「あ」さんは初めての参加です。なんて貴重な…。魑魅茶常連になってくれたら嬉しいです。
話し相手が現れたところで、過去に妖怪道中記で取り上げた寛永寺の水呑み龍の話をしました。
当時、「左甚五郎の掘った龍が、上野不忍池の水を呑んでいる」と噂が立つ。
ある日、町で深刻な干ばつが起きた。
その時、水を呑んだ龍が不忍池に現れ、干上がった池に水を戻した。町の人々は干ばつから救われた。
これに対し、
「龍が干ばつから救うというのは龍=水神からですかね」
という考察が出ました。
木彫りの龍が動き出し民を助ける話は別の地域にもありました。
埼玉県は長伝寺本堂の天井下の壁にある龍の彫り物が夜中に抜け出し、増水した水を飲み、田畑の冠水を防いだというものです。
他参加者からは「こっちの龍は冠水から救った話なんですね」という指摘がありました。
長伝寺の木彫りの龍は館主がGoogle検索でカンニングしたあやふや情報なので、もし興味があれば、ネットやフィールドワークで探してみてください。
ここからは人を守護する水神の役割とは異なり、人々に害をなし脅威として現れる龍にシフトしていきました。
八岐大蛇はその代表ですが、「やちまた」は8に分かれてる意味のため、「実際は首は8じゃなくて9じゃないか?」という噂があります(SNS情報)。
八岐大蛇の正体についての言及も少しありました。出雲の
それからもう一つ、江ノ島の五頭龍の伝説についても語りました。
江ノ島に棲んでいた五頭龍は、暴れ龍で人々を困らせていた。五頭龍は島にやってきた弁天様に一目惚れし、「これからは暴れずおとなしく過ごし、人のために頑張るなら」という条件で結婚し、島に平和が訪れたという言い伝えです。
五頭龍もまた、災害をもたらす荒ぶる自然の体現であることが伺えます。
五頭龍はもともと島で信仰されていた土着の神で、海外からの来た外来の神である弁天様と習合したのだろう、と参加メンバで推測をしていました。
海ノ民話のまちプロジェクトさんのYoutubeで、推測を裏付けていそうなアニメーションを見つけました。
「龍神よ!どうかお鎮まり下されー!」
「(字幕)ugo どうか教えて枚くださいはーい」
Youtube動画の自由過ぎる字幕に気を取られましたが、五頭龍もまた水害の体現として描かれていました。
氾濫を起こす荒ぶる川の体現する龍、それと人々を災いから守る水神としての役割の龍。
この二面性から海神との共通しているとの指摘がありました。
ただ龍の姿の海神はいるのかという話にもなりましたが、この場では思いつかず…でした。
「五頭龍に限らず川や池の主の信仰はたくさんありますからね。水は大きな力だから自然と信仰心が芽生えるのかと。」との見解もありました。
他に、「神が本当にいるかは分かりませんが、人としての知識からは説明ができない何かってありますよね」という意見も。
災害の脅威でもあり恵みでも川や海の大自然そのものへの信仰は、古代からの息吹のように感じます。
龍の信仰は中国から渡ってきたものだろうという話になり、龍はすっ飛ばしてしまいましたが、中国神話の創世では人の始祖である伏犧と女媧が洪水を生き延びた話を(うろ覚えで)しました。
自然を御することでの繁栄かも知れません。
お題以外はだいたいこんな感じでした。
龍の伝承を振り返ると、「人々を災害から守る水神の側面」と「水害で人々を圧倒する荒ぶる驚異の象徴」の二面性がありました。
人の営みで自然や自然現象を神とする古くからの信仰を垣間見ました。
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