定期チャット会でどんな話をしているか…
気になる(?)内容を月ごとに閲覧出来ます
開催日 | 2019年6月28日(金) |
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お題 | 神さまになった妖怪 妖怪になった神さま |
参加人数 | 4名 |
参加メンバー (敬称略) | 雪風、 MERON、 杏ちゃん、 しろた |
参加頂いた皆様 有難う御座いました
6月のテーマは「神さまになった妖怪 妖怪になった神さま」です。
人数少な目ですが、お題ついてやそれ以外にも話題豊富な回になりました。
すべて紹介したいところですが、お題の内容をピックアップしてお伝えします!
最初は、ひでり神・付喪神が名前だけ出てきました。詳しく聞けず詳細は不明です(笑。
次に、支配者とその人民への祟りをおそれて祀る御霊信仰が浮上しました。
雪風さんからは、こんなコメントがありました。
「人間でも敗れた将軍とか、祟りを恐れられて祭られたりします。平将門=神田明神とか典型例でしょう。大事に祭れば人々を守ってくれます。」
祟り神としては印象が薄いですが、源義経は藤澤の白旗神社に祀られているとのことです。
創作では北海道へ逃げてモンゴルに行ったとかあるらしいですが、平泉から逃げたというのが史実として有力と話してました。
義経は史実と創作が入り混じっていてちょっと難解ですね。イマイチついていけずにいます(;´Д`)。
それから崇徳上皇・早良親王・菅原道真は三流の妖怪より強いらしいです(三流の妖怪ってなんだ!)。
しろたからは新田義興を祀った新田神社の話をしました。境内だけでなく周辺にも不思議スポットがあるらしく、一度訪れてみたいです。
5月のチャット会に話題になった七福神の一柱・蛭子様。
五体不満足で生まれたため海に流された「ヒルコ」から→福をもたらす「エビス」へと変貌をとげた事から、「神になった妖怪で良いのでは?」という意見が有力となりました。
他に「竜神を祀る神社があるが、龍も妖怪→神という感じがする」という意見もありました。
竜神は、弥生人より前に日本の地に住んでいた縄文人が信仰していたとも言われています。
参加者の話によると、縄文人は体に龍のウロコのような入れ墨をしていたらしいです。「つまり、龍神の子孫だった~!?」となりました。
文化的には、マライ・ポリネシア(今のフィリピン、インドネシア辺り)に近いとの考察です。
ちなみに、江の島など海辺の神社にはそういう痕跡があるそうです。
江の島で観光となっている洞窟に入りましたが、所どころに龍(蛇)と思われる像があり、龍を祀る祠としか思えない場所でした。かつて縄文人が築いた祠の名残であるのなら、現代人にとっては貴重で神聖な場ですね。
狩猟を中心とした生活様式、それに基づく生死感。農耕中心の弥生人から見た縄文の信仰は、異質に映るものだと思います。
その異質さゆえに神秘性が増し、「神であり妖怪である」。そういった認識が生まれるケースもあるかと思います。
最後に道中記でレポで、隅田川から来た河童が河川の工事を手伝った功績を称えて祀られた、曹源寺の河童大明神を紹介しました。
2020年に発生した新型コロナがキッカケでブームになったアマビエも、疫病退散の神となっている傾向もあるようで…(このチャット会の時は想像も出来なかったですが)。
これからも色々な形で妖怪が神に・神が妖怪に変化していくことだと思います。目が離せませんね。
他にも色々面白い話が聞けたんですが、割愛でダイジェストです。
ステテコパンツ。
山人について少し。
カレーと宗教で肉食べれないあるある。
鬼太郎の二次創作ネタも色々ありました。
狐の油揚げの関係と伏見稲荷。
デビルマンとデビルマンレディー。
「神さまになった妖怪 妖怪になった神さま以外の話題」ですが、振り返れば妖怪になった神さましか話していませんでした。
神さまが零落して妖怪になるケースは、元々民俗学で言われていることだから今更論じなくても…と言ったところかも知れません。
妖怪・神の移り変わりは、今後も人の営みの中で繰り返されることだと思います。
登録すれば2日前ぐらいに届きます