定期チャット会でどんな話をしているか…
気になる(?)内容を月ごとに閲覧出来ます
開催日 | 2023年7月28日(金) |
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お題 | 子どもの怪 |
参加人数 | 3名 |
参加メンバー (敬称略) | フォア、 八神、 しろた |
参加頂いた皆様 有難う御座いました
7月のお題は「子どもの怪」。
子どもの妖怪は多くありますが今まで一度もお題にしていなかったので、決めました。
今回集まったのは、館主を入れて3人。
この手のチャットルームに訪れる人は今や皆無と言っても良いのですが、需要が無くなるまでは続けます。
参加者1人(館主だけ)が続けば流石にやめるので、存続を願う方は毎月来た方が良いです(笑。
お題の子どもの妖怪ですが、「有名どころだと、座敷童、豆腐小僧」というコメントがありました。
次に、山道や夜の道に現れるかぶきり小僧の話になりました。
かぶきり小僧
下総(千葉県北部よ茨城県の一部)でいう妖怪。
小さいおかっぱ頭の小僧で、おちょんちょんな着物(丈の短い着物?)を着ており、寂しい山道や夜道に現れては「水飲め、茶飲め」という。貉 が化けたものといわれている。
『民間伝承』通巻50号「妖怪其他」小川景
「正体はムジナという話もある」と参加メンバからもありました。
ムジナは、「らんまん」というドラマにも出てくるそうです。
「おちょんちょんな着物」とやたら表現が可愛らしいかったりしますが、
寂れた夜道や山道などに突然現れ「水飲め茶飲め」と迫られるのは、不条理な不気味さがあります。
もう一つ新潟にカブキレコというカタカナ表記の妖怪がいて、山にいる怪しい子供を差しているようです。
カブキリは禿切りという子どもの髪型を差し、河童や山童とも関係ありそうと、共通点が多いですが違いがありました。
かぶきり小僧が何か話し掛けてるってことなので、人に何か言う妖怪は他にもいるのか?ってことになりました。
「味噌をくれ」と杓子を差し出す杓子岩を思い出します。
石が声を発する怪異は、夜泣き石と呼ばれ各地に伝わります。参加メンバの話によると、海外にもささやく岩があるようです。
そこから置いてけ堀の「おいてけ~」、「いつまで」と鳴くイツマデ、と続きました。
「アタシ、キレイ?」と話し掛ける口裂け女、「赤い紙?青い紙?」と尋ねられる学校のトイレの怪談と、都市伝説にも渡りました。
口裂け女やトイレの怪談に見られる回答を間違えるとペナルティが課せられるのは、スフィンクスの謎かけみたいという意見も出ました。
お題とは逸れましたが、話し掛けてくる妖怪は豊富で関心が高まりました。
「問いかける」という行為に不思議なモノが宿るのか?というコメントもありました。
また子どもの妖怪に話は戻り、河童と鬼について。
岩手県遠野では、生活の困窮から川に流した子どもを河童と結び付けたエピソード、
大江山の酒呑童子は、生まれてすぐに言葉を話したり・歩いたりしたというエピソードにいてありました。
それから雪女の子どもの雪ん子(ゆきわらし)。南薩摩に伝わる子供をさらうヨッカブイ。モンゴルに伝わる鳥の魔物モー・ショボー。
オマツリジャパンの記事によると、子どもをさらうヨッカブイの正体は水難から子どもたちを守る水神で、鹿児島県南さつま市の祭礼に毎年登場するようです。
子供をさらう南薩摩の妖怪「ヨッカブイ」とは!?|オマツリジャパン
そして最後はロリの話で終わりました。
先に書いた話し掛ける妖怪の他に、チャットルームに人が集まらない話とか相撲の話とかしてました。
ごく少人数でしたが、まとめてみたら思った以上に妖怪の話題が豊富でした。
また普段現れないような場所に子どもや(当時は行動範囲が狭い?)女性が現れると、不思議さや畏怖を覚え、怪異に発展するケースがあるのかも?と思いました。
類似テーマの回の報告:
2016年08月「私は妖怪マザーを見た」 子どもが登場する怪異体験談が語られました
2016年12月「忘年会。年の終わりに『境』を語ろう!」 「子どもの視点」から見た妖怪についての語りがありました
登録すれば2日前ぐらいに届きます