
定期チャット会でどんな話をしているか…
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| 開催日 | 2021年11月26日(金) |
|---|---|
| お題 | 芸能民と妖怪 |
| 参加人数 | 4名 |
| 参加メンバー (敬称略) | フォア、 八神、 雪風、 館主しろた |
参加頂いた皆様 有難う御座いました
この回は妖怪学の中でもちょっと民俗文化寄りにしてみました。
古代では神と人の境界を司る神人として畏れ敬われ、後世では穢れと結びつけられながらも古典芸能へと技を昇華させた、芸能民がお題です。
口伝で妖怪伝承や神話を広めたり、人々もまた妖怪と同一視されたこともあったかも知れません。
そんなわけで、馴染みの無い方もお付き合い頂けるとこれ幸い。
参加者が集まり始めると、能の演目に登場する妖怪が複数挙げられました。
安達原、鞍馬天狗、黒塚、猩々、西王母、殺生石、土蜘蛛、道成寺、鵺、山姥。
その中で、参加者がTVで土蜘蛛が登場する歌舞伎の演目を見て「見せ場の手から糸を出すシーンで、力強さと儚さを感じた」という感想がありました。
また、土蜘蛛は当時の先住民の蔑称という説にも触れました。追われたものへの悲哀の表現があるのかも知れません。
そこから、芸能民が差別対象だった歴史的背景についても話しました。
実際に世阿弥が過去に芸能者として偏見を受けた記録もあり、その辺については、妖怪道中記の「かつて穢れとされ、賤視(差別)されていた人々の事」に詳しくあります。
古代では超人的な力があると信じられていて畏怖の象徴であったこともあり、
「超自然への畏れから来る妖怪と見られ方があったのでは?」
と個人的に推測します。
これに対し参加者からは、
「ただ神に奉じるための神楽もあるんで、全部が全部そうではないかもしれませんね。人と少し違うだけで差別対象があったので。」
「異なる者への偏見は現代と変わらないかも。」
などのコメントがありました。
現代の芸能民はどうなのか、今の芸能人と関連性はあるか、という疑問がありました。 芸能人のくくりで結びつけるのは難しそうですが、古典芸能と呼ばれる能や講談、猿回しなどの日本の大道芸に技が引き継がれているようです。
余談になりますが、現代の歌舞伎での独特の風習について、一つ紹介がありました。
「このような場へお越し下さりまして」
など、かなりへりくだった話し方をするそうです。
偏見にさらされたルーツを持つ歌舞伎界のユーモアを含んだ皮肉とも受け取れますが、「あんまりへりくだると、煽っているように聞こえるのだが…」という参加者の素直な感想もありました。
お題以外もなかなか濃い話をしていました(本編以上?)。ダイジェストで紹介です。
今回はちょっと重め内容になりましたが、その分有意義なお話が出来たと思います。
神と人の仲介者となり、境界のメッセンジャーの役割を果たしてきた人々に大変な魅力を感じます。
なので妖怪館では、そこに偏見あったかどうかは関係なく、事実に焦点を当てて発信をしていきたいです。
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