定期チャット会でどんな話をしているか…
気になる(?)内容を月ごとに閲覧出来ます
開催日 | 2017年9月29日(金) |
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お題 | 妖怪絵師 |
参加人数 | 6名 |
参加メンバー (敬称略) | 雪風、 烏山奏春@兵主部、 ババンバ、 ひだまりこたつ、 杏ちゃん、 しろた |
参加頂いた皆様 有難う御座いました
最初雪風さん・しろたが入室し、地域のお祭で使用されていた狐のお面について話しました。
面というと、やはり神楽や能のイメージが強いです。お稲荷様の使いは狐なので稲荷信仰の神事と関連があるのかも知れませんね。
山岳信仰をテーマにしたドキュメンタリー映画で、「神楽に使われる面は、神と人の世界のつなぐような境を意味する」といった内容を聞いた気がします。面そのものに特別な意味合いが込められているのではないでしょうか。
雪風さんからは「日本人にとっては張り子の面とは何かあるのではないか」というコメントを頂きました。
「突撃!隣の妖怪ミュージアム」より
参加者が集まるとさらに会話は弾み、その中でテーマが妖怪絵師って事で付喪神絵巻を創った人物の話がありました。
仏教の非情成仏を民衆に分かりやすく伝えるのが目的で描かれた絵巻ですが、烏山さんが創った人物の考察を語ってくれました。
間違いなく真言宗の関係者(僧侶か信者であった公家)なのですが、ヒントとして2つ条件を挙げていました。
1.非情成仏の思想に傾倒していた。
2.道具(の妖怪)に関心があった。
この時点では、国会図書館(祭礼のシーンがあるもの)に関しては、後水尾院の周辺人物・特に住吉如慶が怪しいと思っているのですが、明確な証拠は掴めてないとの事でした。ちなみに後水尾院は、徳川の初期の時代の天皇です。
付喪神絵巻で伝えようとした非情成仏は基本的には草木が対象なので、道具の成仏を論じた僧侶がいないかという側面でも調べている様子でした。
もしかしたら、烏山さんの動画に進展した内容がUPされているかも知れません。ワクワクですね!機会があれば紹介したいと思います。
話は現代のカルチャーに移っていきました。妖怪絵師・作者の話題ほとんど触れていませんでしたが、創造者による妖怪ものって事なので載せていきますよ。
「夏目友人帳」を読み始めた参加者の一人が、「逆妖怪ウォッチ」と分析をしていました。
妖怪ウォッチは妖怪と友達になるのに対し、友人帳は名前を返して別れていく。出会ったら関係が続くのに対し関係が断たれる。なるほどって思いました。
最近は妖怪漫画が増えてきたって事で、お気に入りの妖怪漫画や妖怪小説で盛り上がりました。
「アレがいい」「コレがおススメ!」とたくさんのタイトルが出ていたので、纏めて紹介します!
タイトルのリンク先がamazon等の商品ページになりますが、購入しないで見るだけでも大丈夫です。
「妖怪アパートの幽雅な日常」の愛読者も多く、2014年に亡くなられた作者・香月日輪さんの死を悔やむ声もありました。
ギターぼくぼくは、妖怪同人界で勢力的に活動されている愛知おもてなし妖怪隊による「ぼくぼく」です。
今月はお題以外での話題は盛りだくさんでした。
「突撃!隣の妖怪ミュージアムで拝見させて頂いた蕪村妖怪絵巻の文に書かれていたにゃんにゃん。それから、同じく拝見したドールのベルゼブブ。
境港妖怪検定や遠野の河童捕獲許可証の話もありました。
前回もしていた気がしますが、烏山さんと刀剣乱舞と日本刀の話を延々をしていました。大包平の話ではありません。
それと、この時期流行っていた鵺=レッサーパンダ説の話もしました。
妖怪絵師については少なめでしたが、百器夜行絵巻を描いたのは誰か?という話がありました。
お題以外の話題が充実していて、それぞれ思いいれのある妖怪作品の話を語ってくれました。
作品ごとに一つ一つ、作者の妖怪へ思い・古くからの信仰がが込められたものが世界観になっているので、数多くのタイトルがあるのは凄い事だなーと思いました。