神田明神の続報(お札)、百鬼夜行絵巻展のレポートです。
白いもやは、偶然写ってしまった人へのプライバシー保護です。残念ですが霊障ではありません。
2009年の7月。 千葉は佐倉市、歴史民俗博物館へ「百鬼夜行展」を見に行きました!
何でも、古くから日本人の心に根付く鬼・妖怪が描かれた妖怪画が学術的に注目されているらしいです。
そんな中、人間文化研究機構という所で研究されている百鬼夜行絵巻が、一般公開されましたよ。
今回、展示した百鬼夜行絵巻は16世紀から何種類か作られたもので、平安時代のものから江戸時代の妖怪が描かれていました。
古道具が変化したつくも神が多く描かれていましたが、平安時代の絵巻は琵琶や扇子など貴族が使いそうな道具が多いの比べ、江戸時代の絵巻は庶民が使いそうな道具が多かったです。
時代が進むにつれて、妖怪文化が貴族から庶民へとシフトしていったのですね。
つくも神以外では、タヌキや狐や猫…動物が化けた妖怪や鬼(の特徴をもった人型?)と言った所でしょうか。
現在の私達が見て、「妖怪だ」と言う登場人物が大集合です。
解説を読みながらよく観察してみると、どうもストーリー性のある絵巻がほとんどみたいです。
よだれかけをしたサルの横に「涎掛け」と書いてあり、思わず笑ってしまうほどコミカルです。
一体、どういうシュチュエーションで絵巻が作られていたのでしょうか?非常に気になります。
今後の研究で、明らかになっていくかも知れませんね。
描かれている妖怪一体一体がリアルで、躍動感に溢れていました。
また、表情が生き生きとしていて、悲壮というより今を状況を楽しんでいる様にさえ見えました。
「化け物」という恐ろしいネガティブな存在なはずなのに、生を感じるものばかりだったので驚きです。
異形・化け物を恐れつつも、それを受け入れようとする作者や取り巻く時代の人々の懐の広さ・心の豊かさが、そうさせているのではないかと私は思います。
そして、現在にも様々な形で受け継がれているとも思っています。
妖怪は一つの文化ですね。
関連リンク:
絵巻物データベース 国際日本文化研究センター(絵巻全体をじっくり閲覧できます)
気を取り直して…ごほん。ハイ、IT情報安全祈願のお札です。
神田明神は、秋葉原商店街の氏神様でもあります。
後ろはシールになってて、三種類の形がセットになってます。
その一つが、明らかにCPU(コンピュータ内部にある中央演算処理装置)に貼るサイズになっているのには驚きです。
まん中の正方形のものが、そうです。(一応。。。)
最後に、一緒に購入した他のお札・お守りをまとめて紹介です。