定期チャット会でどんな話をしているか…
気になる(?)内容を月ごとに閲覧出来ます
開催日 | 2018年4月27日(金) |
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お題 | イマドキの妖怪 オリジナル妖怪を考えよう |
参加人数 | 4名 |
参加メンバー (敬称略) | 雪風、 烏山奏春、 ひだまりこたつ、 しろた |
参加頂いた皆様 有難う御座いました
4月のお題は「イマドキの妖怪 オリジナル妖怪を考えよう」。
さてさてどんな妖怪話が飛び出すか。
まずは、しろた待機してるところへ雪風さんが入室。
軽く牛鬼の話をしていました。
ちょうどその時は、大怪店主催イベントの「牛鬼展」に妖怪しおりで参加しておりました。妖怪しおりは絶賛熱烈発売中!!
どさくさに紛れて宣伝でした★
次に烏山さん、ひだまりさんと入室。
まずは、最近(2018年4月)はラノベなどで「あやかし」というタイトルを見かけるなーっと始まり、小説を中心とした話となりました。
「ラノベ界隈の妖怪ブームの先駆けは峰守ひろかずの『絶対城先輩の妖怪学講座』あたり」
「いやいや、先駆けならば…」と、妖怪が題材となるラノベに関して積極的な意見交換がありました。
その先駆けとして挙げられたのは、
妖怪アパートの優雅な日常は漫画やアニメにもなっていて、知っている人も多い事でしょう。
怪異の謎を明かしていくスタイルの西尾維新による「化物語シリーズ」は、加えてよいかグレーゾーンでした。
妖魔夜行シリーズはテーブルトークRPG(以下、TRPG)が発祥の小説ですね。未プレイですが気になるゲームでありました。懐かしいです!
記憶にある限りでは「妖怪」がTRPGに最初に登場したのは妖魔夜行シリーズですが、だいたい西暦2000年になるまでは敵のクリーチャーとして登場するのが主流でした。
しかし、近年では仲魔になったり人間の味方であったり、「敵対」とは別のかかわり方が見られるようになりました。
これは作り手と遊ぶ人が、ゲームそのものに「単純な勧善懲悪ではない物語性・世界観の確立」を求めた結果なんじゃないかなぁ、って個人的に思います。
ゲーム以外では、最近は人との友好/共生が傾向としてありそうという意見もありました。
「妖怪のバトルものを見ない」「バトルものより恋愛ものが増えている」との声が。
しろたの知る限りでは、
「妖怪少女 -モンスガ-」は、バトルものではありますが味方にも妖怪がいて「妖怪=敵」という絶対的な立ち位置ではなかったです。「ぬらりひょんの孫」も同様に敵味方に妖怪がいて、妖怪との共生というテーマ性が強い印象でした。
恋愛といえば、高橋留美子氏の「犬夜叉」を思い起こします。雪風さんは、「うる星やつら」の鬼のラムちゃんと主人公あたるを出してくれました。だんだん最近と離れてしまってますが(笑。
他には、小泉八雲の雪女が悲恋の話として挙げられました。なるほど。恋愛関係も妖怪と人間との共生の一つ、と捉えるわけですね。
それから、小説の話が出たので「陰陽師(安部晴明)が浸透のきっかけは夢枕獏氏の小説だー!」って話をしました。
ただ、夢枕獏氏の小説の時は妖怪ファンとかの一部のマニアだけで、本格的に浸透したのは「小説を原作にした漫画の方だろう」というのが最終的な結論でした(笑。後に映画にもなりましたね。
また妖怪ブームと陰陽道ブームの相関性について、京極夏彦氏が過去に言及されているようです。気になりますね!
小説の陰陽師の前に、荒俣宏氏による「帝都物語」も同様に陰陽道の要素があったと思いますが、作中に出てくる加藤保憲が出てくる映画があったそうです。雪風さんが現代の妖怪として話してくれました。
カンニングで検索したらキャストに荒俣宏と書いてあって、かなり困惑を覚えましたが。水木大先生も出演したそうです。わけが分からないよ。
そして現代の妖怪として、自分のアパートの部屋の入り口で見た妖怪マザーも主張しておきましたフフリ。
また、先にあった化物語シリーズは、言葉遊びすごくて慣れるまで読みづらいって嘆きの声がありました。
アニメを見た限りでは、畳みかけるような謎解き展開は、語彙のトリックを明かしていく感じがあった気がします(うろ覚え(笑)。面白いなーって思ったんですが、疲れが溜まっている時は睡魔に誘われます。それもありかも知れません。
ただ言葉遊びの妖怪は妖怪ウォッチのイマドキ妖怪としても数多くあり、江戸時代でも多く見られるのでちょっと面白いなと思いました。
烏さんが真赤堂大嘘の「当世故事付選怪興」、森島中良の「画本纂怪興」を挙げてくれました。
「当世故事付選怪興」は、webサイトこっとんきゃんでい狂牛寺文庫さんによると
既に絵草紙などで知られていた妖怪をもじりかえたものや、
人々の間で使われている言葉で形にしたらおばけくさくなるものを描いたもの
とあり、例えばこんな感じで洒落の効いた言葉遊びが見られました。
さらに、牛の横に人を立たせて件の見世物と言い張った例もあるようです。言葉遊びというより、一発芸で笑いをとるスタンスでしょうか。
言葉遊びとさらにかけ離れますが、同じく見世物小屋で烏さんからもう一つ、頼朝の頭蓋骨が披露されたエピソードを頂きました。
「頼朝のものにしては小さいんじゃないの?」というツッコミに対し、「そりゃ頼朝の子供の時の頭蓋骨ですから」と答えたやり取りでした。
この場合、見物人が見る前にお金を払った払わなかったかが重要になりますね。前者であれば、見物人にとっては笑えないことでしょう。(明らかに嘘だから)
あとは、ちょうど名古屋で「妖怪・ミイラ展~浮世絵から幻獣ミイラまで~」が開催されていたので、その話もしていました。
それから、ろくろく首と雪女の縄張り争いとかのDEEPな鬼太郎二次創作の話がありました。
現代は創造(創作)の世界での妖怪が主流となってますが、その中で「妖怪と人間との共生」というテーマが多くみられるようになった、という意見が複数の参加者から出ました。
言葉遊び(駄洒落)がもとになったり風刺や皮肉があったり、今回は江戸の妖怪と現代の妖怪での共通点にも触れました。
オリジナル妖怪は、チャット会では此れといって生まれませんでした(笑。
登録すれば2日前ぐらいに届きます