定期チャット会でどんな話をしているか…
気になる(?)内容を月ごとに閲覧出来ます
開催日 | 2016年1月29日(金) |
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お題 | 京の妖怪! |
参加人数 | 5名 |
参加メンバー (敬称略) | 雪風、 ?、 ひだまりこたつ、 兵主部、 しろた |
参加頂いた皆様 有難う御座いました
2016年、年が明けて最初のチャット会。残念ながら、蝦蟇さん・ぶっさんといつもの顔ぶれが見れずでしたが、京の妖怪・鬼にを中心にたくさん語りました。
「京の妖怪、これは割と得意分野です。」
自らハードルを上げる雪風さんの第一声にオラわくわくしました。
さっそく、京の大江山の棲んでいたと云われる酒呑童子の話をしてくれました。
元ネタは何か分かりませんが、京の陰陽師・安部晴明と酒を酌み交わした話があるそうです。
安部晴明と言えば都の娘を攫った犯人を酒呑童子と占いで特定した人物。どの様なシュチュエーションなのか気になるところです。
また、兵主部さんから「酒呑童子が父親が八岐大蛇っていう伝説がある」と話してくれた時は、
「親子で酒好きなん?!」の総ツッコミが入りました。
日比谷神社節分ポスター
それから日本の鬼と中国の鬼の認識の違いについても話しました。
中国の鬼は、死んだ人間の魂魄の「魄」が地上に残ったものと云われていますが、妖怪と幽霊どちらも指すことがあるみたいです。
中国から日本に伝わり時代が進んで行くと、鬼は霊的な存在から人の形になり具体的な姿かたちを帯びていった。それから時の権力と対峙することで鬼とされた蝦夷の阿弖流為・酒呑童子の話もあり、鬼の話で盛り上がりました。
現代の人のカタチで丑寅を示す(牛の)角が生え虎柄の布を巻いた姿のイメージは、江戸時代から多く見られた妖怪のキャラクター化の特徴で。
さらに正義の名の元に退治される鬼・その後祀られたりもする鬼。こちらも追儺の行事や神道の祓いの概念が結びついて独特の進化を遂げて行った、ということなんだと思います^^。
鬼については、皆さんそれぞれ思い入れがある感じです。
それから、政権をめぐる中で不遇の死を迎えた崇徳上皇・菅原道真公の話もありました。
続いては、百鬼夜行の伝承を町おこしにしている妖怪ストリートの話題となり、京都の妖怪スポットの話をしました。
妖怪ストリート以外では、
お題以外では、創作における妖怪の表現について。悪役として安部晴明を登場させた「ぬらりひょんの孫」などを挙げながら、文献や言い伝えに忠実にすべきか否かを中心に話しました。
結論を言えば、創作の世界は「自由度って大切。(By.ひだまり氏)」でした。
他には、古本屋の魔力について。
兵主部さんとしろたの居残りタイムでは、儒学の勉強しなきゃー!!というのとプログラミングの話もちょこっとして終了しました。
「鬼」に対する皆さんの思い入れを聞くことが出来ました。
京の妖怪は、祟りを畏れ・祓い清めるという生きる人たちの精神世界が反映されているのかなって思いました。
Hallow Worldは全ての原点です(`・ω・´)。