定期チャット会でどんな話をしているか…
気になる(?)内容を月ごとに閲覧出来ます
開催日 | 2015年10月30日(金) |
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お題 | 怖い妖怪 |
参加人数 | 5名 |
参加メンバー (敬称略) | 雪風、 ブラックエクスプレス、 兵主部、 ひだまりこたつ、 しろた |
参加頂いた皆様 有難う御座いました
9月より参加者は少ない感じですが、10月もお題の怖い妖怪や他にも盛りだくさんな妖怪トークが飛び交いましたー!
「怖い」でイメージするのは、やまたの大蛇などの怪獣のような現実味を感じない容貌よりも怨霊・幽霊じゃないのか、と雪風さんからありました。
怨霊の中でも崇徳上皇、早良親王、菅原道真など実在した皇族や重鎮の祟りが話題となりました。
道中記では関東で今でも信仰の厚い平将門公を取り上げましたが、世に恨みを持って非業の死を遂げ怨霊となった人物を御霊として祀るのは、祟りが怖いからだって事でした。
また、口避け女が発祥した場所に住んでいた人の証言によると、当時はとても怖かったそうです。
ポマードやべっこうあめなどの弱点は全国区に広まってからの後付だったとか、派生系の股さき男の話もありました。
「現実味を感じない」という妖怪も、ひだる神や雪女、船幽霊などは自然への脅威の体現なので、その怪異の背景にいた人たちにとっては現実味のある「怖い妖怪」だったのではないでしょうか。
これらを踏まえると、怖いと感じるかどうかは、それぞれの取り巻く環境によって異なると言えるかも知れませんね^^。
ぶっさん(ブラックエクスプレス氏)が登場したので怖い付喪神をたずねた所、「刃物系は怖い」って話でした。まさかの物理です!
付喪神も「ものを大切にしないと化けて出る」というおそれの精神から来ているものだから、怖いと同様かも知れません。
他には、河童など正体が分からない妖怪も怖い。実際に遭えば尻目や雪女も怖い。妖怪は怖がらせるよりびっくりさせるのが好き。という意見もありました。
それから、河童は結構怖い伝承があるにも関わらず、近年のキャラクター化の影響で怖いイメージが無くなっているのでは、、、という心配の声(?)もありました。
「怖い妖怪」以外では、アニメや原作の水木しげる作品の話。
それから、人造人間を軸にした西行法師の反魂や大工が使役したと言われる河童の原型の一つと言われる命を吹き込んだ人形の話。一部の外国人の間で言われている河童の肛門吸血鬼説。
最後は兵主部さんとしろたで以前のテーマになった妖怪の分類や鵺や牛鬼について延々と話してました^^。
前回初めて来てくれた兵主部さんは、定期茶会のレギュラー確定ですねフフリ。
本当は中身を全て報告したい所ですが、10月の報告書いているの今はもうすぐ年が明ける日付になってしまっているので、しろたがツボだった肛門吸血鬼だけピックアップします。
兵主部さんの話によると、一部の外国人の間で日本の河童は「肛門吸血鬼」と呼ばれているそうです。
河童が川から牛馬を引き込んで肛門から血を吸うという伝承があるところから来ているみたいですが、そこから肛門から血を吸うタイプの吸血鬼と認識をしているという衝撃的な内容でした。
普段は吸血鬼に関する動画を上げているニコ動のUP主さんが、調査している内に外国では河童が吸血鬼を思われていることを知って、その内容を編集してUPしてくれたみたいです。
肛門吸血鬼、、、凄まじいです。
実際に祟りを恐れ祀られた人物の怨霊は現実味を帯びて怖い、との話でした。また、その人にとって身近であったり現実味を感じる妖怪はやっぱり怖いようです。
逆に、キャラクター化され人の意識が現実とかけ離れていけばいくほど、怖いという感覚が薄れていくのかも知れません。
ハイライトは肛門吸血鬼でした。