定期チャット会でどんな話をしているか…
気になる(?)内容を月ごとに閲覧出来ます
開催日 | 2015年7月31日(金) |
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お題 | 妄想世界の妖怪たち |
参加人数 | 6名 |
参加メンバー (敬称略) | 雪風、 ひだまりこたつ、 ブラックエクスプレス、 囲炉裏、 ?、 しろた |
参加頂いた皆様 有難う御座いました
ご無沙汰していた囲炉裏さん、?さんを交え、お題の創作の世界の妖怪や妖怪を中心とした話をしていきました。
前回のお題は陰陽師でしたが、不参加だった雪風さんが最近行った晴明神社の話をしてくれました。
晴明神社境内には現在、一条戻り橋のレプリカがあるそうです。
また、現代風のイケメン陰陽師のイラストも壁にあるそうです。
20年ぐらい前に比べ、陰陽師を題材にした小説や映画の影響で晴明神社もだいぶ様変わりしたことが分かりました。
ちなみに私が昔、晴明神社行ったとき周りの反応も「は?何それ」でした。悲しい。
二次創作によってより多くの人たちに認知され、そのゆかりとなる場所もそれを受け入れ・取り入れていくケースは、水木しげる氏が参入した遠野に通じる所がありますね。
これも現代の新しい妖怪・土着の信仰のあり方なんだなーって思いました。
また、安陪晴明は物腰優雅なイケメンだったかについての議論がよろずノ掲示板で行われていました。
掲示板でもお気軽にご意見お寄せ下さいませ。
無料素材 ACさんより
それから、鬼太郎に出ていた京の妖怪の話になりました。
「4、5期あたりに鬼太郎は京都へ行ってる」という事でしたが、○期と言われてもしろたはピンと来ないので、聞き手に回ります。|д゜)
朧車や鵺。化け燈籠や付喪神が出てきたそうです。
鬼太郎の妖怪は都のイメージはなかったのですが、水木氏の京妖怪もなかなか雰囲気ありそうです。
その後も、ディープな鬼太郎トークは続きました。
主にねずみ男の祖先の話や猫娘で、ねずみ男は実は種族名で本名はペケペケとか、猫娘は人間の男性とメスの猫又のハーフだったとか。
皆さん興味深々な様子でした。|д゜)スゴイナー
安陪晴明の両親は狐の母と人間の父から生まれたと言われていますが、鬼太郎のハーフ妖怪に共通点を見出すのもまたコアなファンならでは!ですね。
それから、南米のサシペレレという妖怪。同じくTVの特集で見た南米パラグアイで妖怪の子どもを生んだ女性の話になりました。
後者は6月に放送された「映っちゃった映像GP2015」という番組で、森に住むポンベロという妖怪の子どもを女性が出産した。。。という内容です。
関連サイト:
ポンベロの子供を出産?!妖怪の正体や赤ちゃんの現在は??
パラグアイの妖怪たち
※リンク先の情報が正しいかの検証は行っておりません
ポンベロは不気味で災いをもたらすだけではなく、恵みをもたらし守り神的な一面もあるらしく「畏れ」を抱く信仰の対象であるようです。
最後は、庭で手厚く葬られたポンベロの子どものお墓を家族で拝んでいるシーンで終わりました。
生まれた子が本当にポンベロであったかはともかく、それを妖怪と信じ・畏敬の念を持つ。
日本人が時代のどこかに置いてきてしまった大切なものがある気がします。
また、参加したハテナさんから、
「妖怪の存在が身近な街という印象を受けた」
「現代の日本以上に、妖怪が生き生きしているようにも思える」
というご意見も頂きました。
いつも素敵なコメント有難う御座います。
また、「サシペレレ」は、ブラジルに伝わる小人で一本足でパイプを加えているようです。
一本だたらや唐傘、、、日本にも一本足の妖怪がたくさいるのでそこで盛り上がりました。
そういえば人間の女性を妊娠させる河童の伝承もありましたね。
他にも色々。
死体とよく結びつく猫の怪異。UFOや未来人。鬼の起源についてあれこれ。
がしゃどくろ・ひきこうもり(妖怪ウォッチ)・タイのガスゥ、、、
アニメ・漫画に登場する妖怪からそうでない妖怪まで、挙げるときりがないほど色々でした。
妖怪として名を馳せる為の条件についても議論しました。
それから九十九神の集会の招待お待ちしております。ぶっさん。
また、水木作品は創作ではなく、
「昔から伝えられているものを堀り起こした」
という位置づけで妖怪たちを描かれいるとご本人が語られたそうです。
しろたはその土地に足を運んでいない妖怪については聞いてもすぐに忘れてしまうので、色々知っていて正直凄いと思います。
皆さん本当にどうやって記憶しているんだろうか(;´Д`)。
それから、妖怪を通じてそこに住んでいる人が見えてくるのが楽しいって話をしました。
(妖怪知らないしろたへの優しさかも知れません;;)
水木作品を始めとする数々の妖怪作品はリアルな伝承とはまた別の存在ですが、そこから興味を持って妖怪を知るきっかけになっているっているようで。
特に妖怪ウォッチが子どもたちが実際に貢献しているのが明らかです。
そんなんで「妖怪伝承を絶やさないために妖怪好きの人口が増やしていきたいよね」という結論に至りました。
あとは余談ですが、2CH発の都市伝説の一つ「きさらぎ駅」の話を紹介しました。
2CHはインターネット上でありながら多種多様な人が利用するオープンな空間ではなく、その中でも「板」ごとに細分化された世界は、どこか民俗学的なウチとソトで限られた「異界」が存在する空間に似ていると思い、とても興味深いと思います。
検索して探す楽しみを奪ってしまうので、詳細は書かないでおきますよ。
「異界」から目に見えない恐怖について話をしているうちに認識についての話となり、結局それが最後まで延々と続きました。
皆さん、眠さがピークに達していたのだと思います。
今月のまとめ
お題は妄想世界の妖怪だったんですが、割と現実的な内容が多かったです。
二次元世界の妖怪だけでなく、人の生活や時代の中で生まれた妖怪も大事にしたいといった感じでした。
また、妖怪が登場する作品を伝承を引き継いでいる人々・地域が、活性化のために取り入れていく逆輸入的パターンがある事に気が付きました。